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「この生存者は本当に人間か? それとも時限爆弾(感染者)か?」
「助けを求める家族連れを通すか、食料不足を理由に見殺しにするか」
『Quarantine Zone: The Last Check』は、ゾンビパンデミックの最前線にある検問所を管理する「入国審査シミュレーション」です。
名作『Papers, Please』や『Contraband Police』の系譜に連なる本作ですが、相手はパスポートを偽造する移民ではなく、いつゾンビ化するか分からない生存者たち。2026年1月にリリースされ、その陰鬱ながらも中毒性の高いゲームループで話題の本作を、忖度なしでレビューします。
1. ゲーム概要・基本情報
| タイトル | Quarantine Zone: The Last Check |
|---|---|
| 開発・運営元 | Brigada Games / Devolver Digital |
| プラットフォーム | PC (Steam) / Xbox Series X|S ※PC Game Pass対応 |
| ジャンル | 検問所運営シミュレーション / ストラテジー |
| 価格 | 約2,300円 (Game Passなら定額でプレイ可能) |
| 推奨年齢 | CERO C〜D相当 ※感染者の「処理(処刑)」描写あり |
🏆 Mobgame評価スコア
- 総合スコア★★★★☆
3.9 / 5.0 - 雰囲気・緊張感★★★★★
(常にピリピリしている) - 審査の楽しさ★★★★☆
(間違い探しが好きな人には最高) - UI・操作性★★★☆☆
(少し説明不足な点も)
- 「検査ツール」の手触りが良い。体温計、UVライト、聴診器などを駆使して感染の徴候を見抜くプロセスが探偵のようで楽しい。
- シビアなリソース管理。「全員を助けたいが、食料が足りない」という極限状態の選択を迫られる。
- 襲撃イベントが良いアクセント。単調な審査だけでなく、ドローンや銃座を使って感染者の群れを防衛するパートがある。
- 中盤以降、作業がルーチン化して少し単調に感じることがある。
- リリース直後ということもあり、キャラクターの挙動がおかしくなるバグが散見される。
- ストーリーの盛り上がりが少し弱く、淡々と業務をこなす感覚が強い。
1. 感染者を「処理」する罪悪感
このゲームで最も恐ろしいのはゾンビではありません。感染の疑いがある市民を「隔離室(または処刑場)」へ送るボタンを押す、あなた自身の指です。最初は躊躇しますが、ゲームが進むにつれて「効率」のために冷酷になっていく自分に気づくでしょう。その心理的ホラーこそが本作の醍醐味です。
2. 「Papers, Please」フォロワーとしての完成度
書類だけでなく「生体反応」を見るという点で、差別化に成功しています。嘘をつく時の目の動きや、不自然な汗。テキストだけでなく「観察眼」が試されるシステムは、このジャンルのファンなら間違いなくハマります。
2. 序盤攻略:有能な検査官になるための3つの鉄則
ミスをすると感染が拡大し、ゲームオーバーになります。最初の数日を生き抜くコツを伝授します。
Step 1:まずは「目視」を徹底せよ
ツールを使う前に、生存者の外見をよく観察しましょう。
- 顔色: 青白い、または充血していないか?
- 傷跡: 首筋や腕に噛み跡はないか?
- 挙動: 震えていたり、過剰に汗をかいていないか?
これらを見逃すと、ツール検査をする前に通過させてしまい、キャンプ内で感染爆発(パンデミック)が起きます。
Step 2:怪しいなら「隔離」一択
判断に迷うグレーな生存者がいます。「かわいそうだから」と通してはいけません。
迷ったら「隔離(Quarantine)」に送りましょう。隔離しておけば、後で詳細な検査ができます。キャンプに入れるのは「100%シロ」の人間だけです。
Step 3:ラボ(研究室)を早期にアップグレード
稼いだ資金で施設のアップグレードが可能です。
最優先は「ラボ」です。新しい検査ツールや、感染者のサンプルからワクチン(または毒)を開発する研究が進めば、より正確かつ迅速に審査ができるようになります。
3. PC版推奨スペックと設定
Unreal Engine採用でグラフィックは綺麗ですが、そこまで重くはありません。
| 項目 | 推奨(1080p/60fps) | 最低(起動可能) |
|---|---|---|
| CPU | Core i7-10700 / Ryzen 5 5600X | Core i7-5820K |
| GPU | RTX 2080 / RX 5700 | GTX 980 |
| メモリ | 16GB | 8GB |
検査パートでは細かい傷跡などを見る必要があるため、解像度は高い方が有利です。フレームレートよりも「テクスチャ品質」を優先して設定することをおすすめします。
4. よくある質問 (Q&A)
Q. 日本語に対応していますか?
インターフェースや会話テキストは日本語化されています。専門用語もわかりやすく翻訳されているため、プレイに支障はありません。
Q. 怖がりでも遊べますか?(ジャンプスケアは?)
いきなり画面にゾンビが飛び出してくるような演出は少ないですが、雰囲気はずっと陰鬱で緊張感があります。「精神的な怖さ」がメインです。
Q. 基地の運営(建築)要素はどれくらい?
『SimCity』のように自由に配置するわけではなく、既存の施設をアップグレードしたり、リソース(電力・食料・薬)を配分したりするマネジメント要素が中心です。
5. まとめ・ストアリンク
『Quarantine Zone: The Last Check』は、派手なアクションはありませんが、冷や汗をかくような緊張感が味わえる良作シミュレーションです。
あなたの判断一つで、罪のない家族が救われるか、キャンプが地獄絵図になるかが決まります。その責任に耐えられる方のみ、ダウンロードしてください。
© 2026 Brigada Games / Devolver Digital
